米上院は5月12日、ケビン・ウォーシュ氏を米連邦準備制度理事会(FRB)の理事として承認した。賛成51、反対45の僅差で、民主党からはジョン・フェッターマン上院議員のみが賛成に回った。次のステップとなる議長就任の承認投票は、早ければ5月14日(水)にも行われる見通しだ。
2006年から2011年までFRB理事を経験
ウォーシュ氏は2006年から2011年までFRB理事を務めた経験を持つ。現職のジェローム・パウエル議長の任期が5月15日に満了するため、上院は議長承認をギリギリのスケジュールで進めている形だ。承認公聴会では、エリザベス・ウォーレン上院議員がウォーシュ氏を「トランプ大統領の操り人形になるのではないか」と追及する場面もあった。
新議長の金融政策スタンスに市場が注目
市場では、ウォーシュ氏がFRB議長に就任した場合の金融政策の方向性に注目が集まっている。トランプ大統領は繰り返し利下げを求めてきたが、4月のCPI(消費者物価指数)が前年比3.8%と約3年ぶりの高水準を記録したばかりだ。新議長が中央銀行の独立性を維持しつつ、インフレ抑制と経済成長のバランスをどう取るかが焦点となる。
まとめ:FRBのトップ交代が目前に迫る中、新議長の金融政策スタンスが今後の市場と経済の行方を大きく左右することになりそうです。
出典:
CNBC – Senate confirms Kevin Warsh as Fed governor
Al Jazeera – Kevin Warsh confirmed to US Federal Reserve board


