トランプ大統領がイランに対して設定した4月7日(火曜)の期限が迫り、金融市場は二極化した展開に備えている。45日間の停戦案が検討される一方で、大規模攻撃の可能性も排除されておらず、投資家は身構えている。
「イラン全土が一夜にして消える」──トランプ大統領の警告
トランプ大統領は日曜日、ホルムズ海峡が火曜の午後8時(米東部時間)までに再開されなければ「イラン全土が一夜にして消し去られる」と警告した。一方で、パキスタンが仲介する45日間の停戦案が両国に提示されており、トランプ大統領はイランの回答を「重要だが不十分」と評価した。
S&P500は3.4%上昇もVIXは高止まり──二極化する市場
先週、S&P500は停戦期待から3.4%上昇したが、CBOE恐怖指数(VIX)は戦争前の20未満から約24に上昇したままだ。ブレント原油先物は108ドル前後で推移し、12月限は78ドルと大きな乖離がある。JPモルガンのジャック・マンリー氏は「市場はヘッドラインに対して極めて敏感な状態が続く」と指摘している。
モルガン・スタンレーは緊張緩和シナリオでブレント原油が80〜90ドルに落ち着くと見る一方、膠着が続けば100〜110ドルの高止まりが2〜3カ月続くと予測している。今週はデルタ航空やコンステレーション・ブランズの決算(8日)、3月CPI(消費者物価指数、10日)と重要イベントが続くため、地政学リスクと経済指標の「二重の不確実性」が市場を支配しそうだ。
まとめ:期限切れ後の展開が今後数週間の相場を決定づけるだけに、投資家は最新情報を注視し続ける必要がある。
出典:
CBS News – Trump’s threat to blow everything up
Al Jazeera – Iran war live: Tehran rejects Trump’s deadline
CNBC – Stock market is in for choppy, bumpy ride
Photo: Aditya Vyas / Unsplash


