私募クレジットから個人投資家が大量流出──46億ドルが解約制限で凍結

市場

米国の私募クレジット市場で個人投資家の解約請求が急増し、46億ドル(約7,000億円)以上の資金が引き出し制限(ゲート)によって凍結されている。格付け会社ムーディーズは、非上場BDC(事業開発会社)の見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。

高利回りの裏にある流動性リスク

私募クレジットファンドは年約9%の高利回りで個人投資家の資金を集めてきたが、保有する非公開ローンは流動性が低く、急な解約に対応しにくい構造的課題がある。ブルーオウル・キャピタルやアレス・マネジメントなど大手でも、解約請求が上限を超え、投資家が希望額の一部しか引き出せないケースが相次いでいる。

FRBは「管理可能」との見解

一方、FRB(米連邦準備制度理事会)は5月8日の金融安定報告書で、解約リスクは「管理可能」との見解を示した。また、アポロ・グローバル・マネジメントは混乱に乗じて運用資産が1兆ドルを突破し、「勝ち組」としての存在感を高めている。

まとめ:高利回りの裏に潜むリスクが顕在化しており、投資家は流動性リスクへの理解を深める必要があります。


出典:
Bloomberg – Private Credit Turmoil
Bloomberg – Fed Says Private Credit Redemption Risks Manageable

Photo: PiggyBank / Unsplash

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