米ウォール街の大手銀行が2026年第1四半期(Q1)の決算発表シーズンに突入する。ゴールドマン・サックスが4月13日(月)に先陣を切り、JPモルガン・チェースが14日、ウェルズ・ファーゴとシティグループが15日に続く。
注目は「手数料収入への転換」──M&A取引額が40%急増
市場の注目ポイントは「手数料収入への転換」だ。高金利による利ざや拡大の時代が終わりつつある中、各行はM&A(合併・買収)助言やトレーディング手数料を新たな成長エンジンに据えている。2025年後半からグローバルなM&A取引額は40%急増しており、アナリストはQ1を「流動性の堰が切れた四半期」と呼んでいる。
ゴールドマン169億ドル、JPモルガンEPS5.44ドルの予想
ゴールドマン・サックスの予想売上高は約169億ドル(前年比12%増)、M&A助言手数料は33~41%の大幅増が見込まれる。JPモルガンのEPS(1株当たり利益)予想は5.44ドル(前年比7%超増)、投資銀行手数料は18%増と期待されている。
ただし、中東紛争による原油高とインフレ圧力は銀行の貸倒引当金積み増しにつながる可能性があり、楽観一辺倒とはいかない。ゴールドマンのアナリストは今回の決算を「金融システムが外部ショックに耐えられるかの決定的なリトマス試験」と位置づけている。
まとめ:今週の銀行決算は、原油高と地政学リスクの中で米金融セクターの底力を測る重要な試金石となる。
出典:
Alphastreet – Bank Earnings Preview Q1 2026
TipRanks – US Big Banks Earnings Preview
FinancialContent – Wall Street’s Great Rotation
Photo: Aditya Vyas / Unsplash


