FRB議長交代が迫る──パウエル氏5月15日退任、ウォーシュ氏の承認投票は来週

米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の任期が5月15日に満了を迎える。トランプ大統領が後任に指名したケビン・ウォーシュ氏の上院本会議での承認投票は5月11日の週に行われる見通しで、FRBのトップ交代がいよいよ現実味を帯びてきた。

史上初の完全党派投票

上院銀行委員会は4月29日、ウォーシュ氏の指名を13対11の党派投票で承認した。共和党議員13人全員が賛成、民主党議員11人全員が反対という結果は、FRB議長候補の委員会採決としては史上初の完全な党派対立となった。ウォーシュ氏は公聴会で「FRBは本来の役割に徹するべきだ」と述べ、金融政策の独立性を維持する姿勢を示している。

パウエル氏は理事として残留

パウエル氏は議長退任後もFRB理事として「一定期間」残留する意向を表明しており、理事としての任期は2028年1月まで続く。一方、4月28〜29日のFOMC(連邦公開市場委員会)では政策金利を3.50〜3.75%に据え置いたが、4人の委員が反対票を投じた。1992年10月以来、約34年ぶりの異例の事態だ。

まとめ:ウォーシュ新議長が初めて采配を振るう6月のFOMC会合は、金融市場にとってFRBの政策運営の方向性を占う重要な転換点となりそうです。


出典:
CNBC – Trump Fed pick Kevin Warsh clears key Senate hurdle
NPR – Jerome Powell to remain on Fed board after stepping down as chair
CNBC – Chair nominee Warsh says Fed must stay in its lane

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