英国の対米輸出が25%急減──「解放の日」関税から1年、回復の兆しなし

経済・金融

英国統計局(ONS)が5月16日に発表した最新データによると、トランプ大統領が2025年4月に発動した「解放の日」関税以降、英国の対米財輸出は約25%(15億ポンド減)落ち込み、1年以上経っても回復していないことが明らかになった。

自動車セクターに深刻な打撃

関税導入により、英国から米国への大半の輸入品に一律10%、鉄鋼・アルミニウム、自動車・自動車部品には25%の関税が課された。特に打撃が大きいのが自動車セクターで、月平均の輸出額は関税前と比べて39.5%(約3億ポンド)減少している。機械・輸送機器全体でも14.7%の減少となった。

貿易赤字が3カ月連続に

さらに深刻なのは、輸出が低迷する一方で2026年初頭には米国からの輸入が増加し、英国は最大の貿易相手国である米国に対して3カ月連続の貿易赤字を記録したことだ。これは英国経済にとって構造的な変化を示唆している。

まとめ:英国政府は米国との貿易協定交渉を進めているが、現時点で具体的な進展は見られず、製造業を中心に雇用への影響も懸念されています。


出典:
CNBC – UK exports to U.S. plunge by 25% after Trump’s tariffs blitz
ONS – UK trade with the United States

Photo: Rosy Ko / Unsplash

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