AI半導体メーカーのセレブラス・システムズ(Cerebras Systems)が5月13日、新規株式公開(IPO)の価格を1株185ドルに設定した。当初の想定価格帯150〜160ドルを大幅に上回る水準で、調達額は少なくとも55.5億ドル(約8,300億円)に達する見通しだ。完全希薄化後の企業価値は約564億ドル(約8.5兆円)と評価されている。
「ウェハースケール」チップで独自路線
セレブラスは、ウェハースケールと呼ばれる巨大な単一チップを製造する独自技術で知られる。エヌビディアが支配するAI半導体市場に、まったく異なるアプローチで挑む企業として注目を集めてきた。今回のIPOでは需要が供給を大きく上回り、価格帯が段階的に引き上げられた経緯がある。
AI半導体への投資熱は衰えず
このIPOは、AI関連企業への投資熱が依然として旺盛であることを示している。5月に入りエヌビディアの時価総額が再び5兆ドルを回復し、半導体セクターは18日連続で上昇するなど、AI半導体への期待は衰えていない。セレブラスの上場は、エヌビディア一強のAIチップ市場に新たな選択肢が生まれることを意味する。
まとめ:AI半導体の需要拡大を背景に、セレブラスの大型IPOが「エヌビディア後のAIチップ時代」の到来を予感させます。
出典:
CNBC – Cerebras prices IPO above expected range
Bloomberg – AI Chipmaker Cerebras IPO at $185
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