金(ゴールド)の国際価格が史上初めて1オンスあたり5,000ドルを突破し、3月中旬時点では5,100ドル前後で推移している。中東情勢の緊迫化とインフレ長期化への懸念が、安全資産としての金への資金流入を加速させた。
複合的な上昇要因
背景には複合的な要因がある。まず、2月末に始まった米国・イスラエルによるイラン攻撃を受け、投資家のリスク回避姿勢が一段と強まった。原油価格の高騰がインフレ再燃への警戒を高め、実物資産である金への需要を押し上げている。
中央銀行の大量購入
さらに、各国の中央銀行による金の購入も価格を支えている。ゴールドマン・サックスの推計では、中央銀行の月間購入量は平均約60トンと、2022年以前の平均17トンを大きく上回る水準が続いている。新興国を中心に外貨準備の金シフトが進んでいるのだ。
今後の見通し
今後の見通しについて、ゴールドマン・サックスは2026年12月の金価格予想を1オンス5,400ドルに引き上げた。一方でテクニカル分析では5,200ドルが短期的な上値抵抗線として意識されており、5,000ドルを割り込めば調整売りが広がる可能性も指摘されている。
まとめ:金価格は地政学リスクとインフレの「二重の追い風」で歴史的水準にあるが、今後の中東情勢や各国の金融政策次第では急変動もあり得るため注視が必要だ。
出典:
CNBC – Gold surges past $5,100 as investors seek shelter from global risks
Fortune – Current price of gold as of March 13, 2026
J.P. Morgan – Gold price predictions
MarketMinute – Gold Shatters $5,000 Milestone
Photo: Tamara Barilo / Unsplash



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