IEA(国際エネルギー機関)は3月11日、加盟32カ国の全会一致で戦略石油備蓄から4億バレルを放出することを決定しました。中東紛争によるホルムズ海峡の事実上の封鎖を受けた緊急措置で、IEA史上最大の放出規模となります。
過去最大の放出は2022年のロシアによるウクライナ侵攻後の1億8,270万バレルでしたが、今回はその2倍以上です。米国が1億7,200万バレル、韓国が2,246万バレル、英国が1,350万バレルをそれぞれ拠出し、日本の高市早苗首相も来週中の備蓄放出を表明しています。
しかし市場の反応は限定的です。4億バレルは世界の生産量の約4日分にすぎず、マッコーリーのアナリストは「十分とは言えない」と指摘しています。発表後もブレント原油は90ドル台で推移しており、供給不安の完全解消には至っていません。
まとめ:エネルギー安全保障の観点から、各国の備蓄戦略と中東情勢の行方に注目が集まっています。
出典:
IEA – Member Countries to Carry Out Largest Ever Oil Stock Release
CNBC – IEA Oil Reserves Release (2026/03/11)
NBC News – IEA to Release 400 Million Barrels of Oil
Photo: Yuan Chen / Unsplash



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