週明け9月14日の米国株式市場は、AI関連銘柄への警戒感から下落して始まる見通しとなりました。ハイテク株中心のナスダック100指数の先物は1.2%下落し、S&P500の先物も安く推移しています。映画「マネー・ショート」で知られる著名投資家マイケル・バーリ氏が「1987年型の急落」を警告したことが、投資家心理を冷やしています。
バーリ氏、AI大手に「空売り」継続
バーリ氏は、エヌビディアやパランティア、テスラに対して株価下落で利益が出る「空売り」のポジションを維持していることを明らかにしました。同氏は今の相場を、「見逃したくない」という焦り(FOMO)や「もっと高値で買う人がいるはず」という思惑に支えられた集団心理の産物だと批判しています。
過熱を示すデータも
過熱の兆候はデータにも表れています。米金融大手バンク・オブ・アメリカの「バブルリスク指標」は半導体セクターで0.91と、バブル警戒圏に迫りました。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は年初来で65%も上昇し、直近1週間だけで10%上げるなど、株価の割高感は際立っています。
さらに今週は、米連邦準備制度理事会(FRB、米国の中央銀行にあたる)が15〜16日に金融政策を決める会合を控えています。市場では利上げの可能性も意識されており、AI相場の先行き不安と金融政策の不透明感が重なって、神経質な展開が予想されます。
まとめ:AI相場の熱狂には、確かな実績が伴っているかを冷静に見極める視点がますます大切になっています。過熱感を示すサインが増えていることに、私たち投資家も目を向けておきたいところです。
出典:
Bloomberg – US Stock Futures Fall on AI Warning, Oil Gains: Markets Wrap
The Motley Fool – Michael Burry Is Staying Short Nvidia, Palantir, and Tesla
TheStreet – Michael Burry AI stocks warning puts chip rally in focus
Photo: Moses Vega / Unsplash


