IEA、在宅勜務と航空旅行削減を要請──世界的燃料危機に対応

国際ニュース

国際エネルギー機関(IEA)は、米国・イスラエルとイランの軍事衝突によるエネルギー危機を受け、各国に在宅勤務の推進と航空旅行の削減を要請した。ホルムズ海峡の事実上の封鎖により、世界の石油供給量の約20%と海上LNG輸送が遮断されている。

1973年以来の緊急エネルギー節約要請

IEAが示した緊急対策には、テレワークの最大化、自動車の速度制限引き下げ、カープールの推奨、航空便の削減が含まれる。1973年のオイルショック以来ともいえる大規模なエネルギー節約要請であり、各国政府に具体的な行動を求める異例の内容だ。

中東情勢で供給途絶リスクが拡大

原油価格は1バレル100ドルを超えて推移しており、ブレント原油先物は112ドル前後で取引されている。イラクが外国企業運営の全油田で不可抗力条項を発動し、クウェートの製油所がドローン攻撃を受けるなど、供給途絶のリスクはさらに拡大している。

S&Pグローバルは2026年のインフレ予測を上方修正し、成長率予測を下方修正した。エネルギー危機が長期化すれば、世界経済への打撃は避けられない状況だ。


まとめ:IEAの異例の要請は、ホルムズ海峡危機がもはや中東だけの問題ではなく、世界の日常生活に直結していることを示している。


出典:
S&P Global – Global economic outlook March 2026
UN News – Energy crisis updates
Fortune – Price of oil March 2026

Photo: Seval Torun / Unsplash

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