ハンガリー総選挙、オルバン首相が16年の政権に幕──マジャル氏圧勝

国際ニュース

ハンガリーで4月12日に行われた議会選挙で、野党ティサ党を率いるペーテル・マジャル氏が圧勝し、16年間政権を握ってきたオルバン・ビクトル首相が敗北を認めた。EU(欧州連合)の政治地図を塗り替える歴史的な結果となった。

ティサ党が3分の2の特別多数を獲得

開票率97%の時点で、マジャル氏のティサ党は得票率53.6%、議席数138を獲得した。一方、オルバン氏率いるフィデス・KDNP連合は37.8%、55議席にとどまった。ティサ党は199議席中133議席で得られる3分の2の「特別多数」を確保する見通しだ。投票率は77%を超え、1989年の民主化以降で最高を記録した。

オルバン氏「野党として祖国に奉仕する」

オルバン首相はブダペストの支持者に向け「痛みを伴う結果だ」と語り、「野党としても祖国に奉仕する」と述べた。同氏はトランプ米大統領の盟友として知られ、EU内で最も長く在任した首相だった。

ウクライナ支援に追い風

マジャル氏は勝利宣言で「ハンガリー国民はヨーロッパを選んだ」と表明し、EUやNATO(北大西洋条約機構)との関係再構築を最優先課題に掲げた。欧州委員会のフォンデアライエン委員長は「ヨーロッパの心臓がハンガリーでより力強く鼓動している」と歓迎した。この政権交代により、オルバン氏が阻止してきたウクライナ向け900億ユーロ(約1,050億ドル)の融資が前進する可能性もある。

まとめ:EU随一の「反抗者」だったハンガリーの政権交代は、欧州の結束とウクライナ支援の行方に大きな転機をもたらしそうだ。


出典:
Al Jazeera – Peter Magyar’s Tisza wins Hungary election
CNN – Hungary election: Trump ally Viktor Orban concedes landmark defeat
CBS News – Hungarian PM Viktor Orban concedes defeat

Photo: I Do Nothing But Love / Unsplash

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