イスラエル、レバノンに大規模空爆──303人死亡、停戦合意に暗雲

国際ニュース

米国とイランの2週間の停戦合意が発表されたわずか数時間後の4月8日、イスラエル軍はレバノン全土に対して大規模な空爆を実施した。レバノン保健省によると、少なくとも303人が死亡、1,150人が負傷した。

10分間で100回超の空爆──民間人にも甚大な被害

イスラエル軍は約10分間で100回以上の空爆を実施し、首都ベイルート、南部レバノン、東部ベカー渓谷のヒズボラ関連施設を標的にしたと発表した。しかし、民間人の犠牲も甚大で、レバノン当局は住宅地や医療施設への被害を報告している。

停戦の範囲で対立──レバノンは含まれるのか

停戦合意の範囲を巡り、関係国の解釈が真っ向から対立している。パキスタンのシャリフ首相は「レバノンを含む全域での即時停戦」と発表したが、イスラエルのネタニヤフ首相は「停戦はイランとの間のみで、レバノンでのヒズボラに対する作戦は継続する」と明言した。米国もイスラエルの解釈を支持している。

イランのペゼシュキアン大統領は、イスラエルのレバノン攻撃は停戦合意に違反すると警告し、交渉が無意味になると述べた。イラン国営メディアは、ホルムズ海峡の通行制限を再び強化する可能性を報じている。4月10日にはパキスタンのイスラマバードで米イラン間の本格的な和平交渉が開始される予定だが、レバノン問題が最大の障壁となりそうだ。

まとめ:停戦合意直後の大規模空爆は国際社会に衝撃を与えており、脆い休戦がいつ崩壊してもおかしくない状況が続いている。


出典:
NBC News – Israel’s attacks devastate Beirut and threaten ceasefire
Al Jazeera – Why Israel’s attacks on Lebanon could cripple ceasefire
CNN – Live updates on Iran ceasefire

Photo: ELIZAVETA OSHEVNEVA / Unsplash

タイトルとURLをコピーしました