南極クルーズを行っていたオランダ籍の客船「MVホンディウス」で、ハンタウイルスの集団感染が発生し、乗客3人が死亡した。世界保健機関(WHO)は5月2日に緊急報告を発出し、国際的な対応が進んでいる。
8件の感染を確認、アンデスウイルスと特定
WHOによると、5月6日時点で8件の感染例が確認され、うち5件は検査で陽性が判明。検出されたのは南米に分布する「アンデスウイルス」で、まれにヒトからヒトへの感染が起こり得るとされている。重篤な患者2人と感染疑いの1人はカーボベルデ沖で船から搬送され、残る約150人の乗客・乗員は船内の客室に隔離されたまま、スペイン領カナリア諸島へ向かっている。
クルーズ船での集団感染は極めて異例
ハンタウイルスは通常、感染したげっ歯類の排せつ物を介して感染する。クルーズ船での集団感染は極めて異例であり、保健当局は船がアルゼンチンから南極、南大西洋の孤島を巡る航路でウイルスに曝露した可能性を調査している。カナリア諸島当局は当初、船の入港を拒否したが、人道的見地から受け入れに転じた。
まとめ:閉鎖空間での感染拡大リスクに世界の注目が集まっており、WHOは各国に監視体制の強化を呼びかけています。
出典:
WHO – Hantavirus cluster linked to cruise ship travel
NPR – Hantavirus on cruise ship confirmed as rare type
PBS – Cruise ship heads to Canary Islands
Photo: Daria Nepriakhina 🇺🇦 / Unsplash


