イスラエル軍は3月16日からレバノン南部への地上作戦を本格化させ、リタニ川以南の全域を制圧する方針を示している。開戦から約1カ月、レバノン国内の死者は1,318人に達し、100万人以上が避難を余儀なくされる深刻な人道危機が広がっている。
米・イスラエルのイラン攻撃が引き金に
この軍事作戦は、2月末の米国・イスラエルによるイラン攻撃に対してヒズボラ(レバノンのシーア派武装組織)がイスラエルに反撃したことが引き金となった。イスラエルのカッツ国防相は「ガザでハマスに対して行ったのと同様の作戦」と説明し、南部の複数の国境の町を破壊する方針も明らかにしている。スモトリッチ財務相は事実上の併合を主張するなど、強硬姿勢が際立つ。
国際社会は停戦を要求
国際社会の反発も強まっている。カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、英国が共同声明で作戦の自制を求め、EU(欧州連合)加盟10カ国も停戦とレバノンの領土保全を要請した。レバノンのサラーム首相は「状況は極めて深刻だ」と訴えている。4月4日には南部への空爆で子ども2人が死亡し、病院も被害を受けた。
まとめ:中東の不安定化はレバノンにまで拡大し、民間人の犠牲が増え続けている──国際的な停戦圧力がどこまで効果を持つかが問われている。
出典:
Wikipedia – 2026 Lebanon war
NPR – After Israel’s invasion, many in southern Lebanon worry they’ll never go home
CFR – Israel Announces Plan to Occupy Southern Lebanon
Photo: Jonathan Ramalho / Unsplash


