米国株式市場は3月18日、大幅な下落に見舞われた。ダウ工業株30種平均は768ポイント(1.63%)安の4万6,225ドルで取引を終え、年初来の安値を更新した。S&P500種株価指数も1.36%安、ナスダック総合指数は1.46%安と、主要3指数がそろって下落している。
卸売物価指数がサプライズ
売りの引き金となったのは、2月の卸売物価指数(PPI)だ。PPIは前月比0.7%上昇と、市場予想の0.3%を大幅に上回った。コアPPIも前年同月比3.9%と1年以上ぶりの高水準を記録し、インフレ圧力の根強さを改めて示した。
パウエル議長の発言が市場を冷やす
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見も市場心理を冷やした。議長は「中東の情勢がインフレに大きな影響を与える」と述べ、原油高が物価を押し上げる可能性を指摘。年内の利下げに慎重な姿勢を示したことで、投資家のリスク回避姿勢が強まった。
アジア市場への波及も懸念
ダウは月初来で5%超の下落を記録しており、このペースが続けば2022年以来の最悪の月となる。アジア市場では日経先物が約3%安で推移しており、19日の東京市場にも波及する見通しだ。投資家にとってはボラティリティの高い相場が続くことを覚悟しておきたい局面だ。
まとめ:インフレ長期化と中東リスクが重なり、米国株は「より長く、より高い金利」に適応を迫られている。
出典:
CNBC – Dow tumbles more than 750 points to new closing low for 2026
Yahoo Finance – Stock market today: Dow sinks 750 points
Bloomberg – Stock Market Today
Photo: Leo_Visions / Unsplash



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