ウォール街、荒れた1週間を締めくくり──ダウ95ドル安、S&P500は小反発

市場

米株式市場は9月18日、まちまちの展開で波乱の1週間を終えました。ダウ工業株30種平均は続落した一方、S&P500種とハイテク中心のナスダック総合は小幅に上昇しました。FRB(米連邦準備制度理事会)の3年ぶり利上げ、米国債利回りの上昇、原油高が重なり、投資家心理を揺さぶった週となりました。

ダウは続落、S&P500とナスダックは小反発

18日の終値は、ダウが前日比95.40ドル(0.18%)安の5万1,682.64ドル、S&P500が0.17%高の7,650.50、ナスダックが0.39%高の2万6,522.55でした。指数によって明暗が分かれ、方向感の乏しい一日となりました。

3年ぶり利上げが週間の重荷に

この週の市場を最も揺らしたのは、16日にFRBが決めた0.25%の利上げです。政策金利は3.75〜4.0%へと引き上げられ、3年以上ぶりの利上げとなりました。ウォーシュ議長がインフレは「あまりに長く高すぎた」と述べ、年内の追加利上げの可能性にも言及したことで、金利の先高観が強まりました。

利上げを受けて米国債利回りは上昇し、金利上昇は将来利益の割引率を高めるため、割高とされるハイテク株には逆風になりやすい局面です。それでも半導体関連などに買い戻しが入り、ナスダックが底堅さを見せたのは、AI(人工知能)需要への根強い期待の表れといえます。原油高が企業のコストとインフレの両面から重荷となるなか、投資家は「景気減速」と「物価高」のどちらをより強く警戒すべきか、なお見極めを迫られているのではないでしょうか。

日本への影響

ウォール街の不安定な値動きは、翌営業日の東京市場に直接伝わります。米国株がまちまちで終えた日は、日経平均も方向感を欠きやすく、輸出関連株を中心に神経質な展開になりがちです。とりわけ米国債利回りの上昇は、日米金利差の拡大を通じて円安ドル高を促し、1ドル150円台後半の円相場をさらに押し下げる圧力となります。円安は自動車や電機など輸出企業の採算を改善させ、日経平均を支える一方で、輸入に頼るエネルギーや食料の価格を押し上げ、家計の負担を重くします。日本の個人投資家にとっては、S&P500やナスダックに連動する投資信託やインデックス型のつみたてNISA商品を保有する人が多く、米市場の変動はそのまま資産評価額に響きます。ただし、こうした局面で一喜一憂して短期売買に走るより、長期・分散・積立という基本に立ち返ることが、荒れ相場を乗り切る現実的な備えになります。米国の金融政策と原油価格の行方は、当面の日本市場を読むうえで欠かせない手がかりとなります。

まとめ:相場が荒れる週こそ、日々の値動きに振り回されない姿勢が問われます。米国の金利と原油という「二つの震源」を落ち着いて見守っていきたいですね。


出典:
TheStreet – Stock Market Today (Sept. 18, 2026)
CNBC – Fed rate decision September 2026

Photo: Leonardo Lyles / Unsplash

タイトルとURLをコピーしました