米大手銀行決算が好スタート──JPモルガン増益、ブラックロック4%高

経済・金融

米大手金融機関の2026年第1四半期決算シーズンが本格化した。4月14日に発表されたJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、ブラックロック、ゴールドマン・サックスの決算はおおむね市場予想を上回り、本日15日にはモルガン・スタンレーとバンク・オブ・アメリカが続く。中東情勢や私募クレジット不安に揺れる市場にとって、「銀行セクターの健康診断」が相次ぐ注目週となる。

JPモルガンとブラックロックが予想超え、ゴールドマンは利益確定売り

JPモルガン・チェースは1株当たり利益(EPS)5.94ドル、売上高505億ドルと市場予想を上回り、投資銀行・トレーディング部門の好調を示した。ブラックロックも四半期EPS・売上高とも予想を上回り、発表後に株価は4%上昇した。ゴールドマン・サックスは四半期ベースで過去2番目となる大幅増益を計上したが、取引開始後に利益確定売りに押され、年初来の上昇分を3%超失った。

S&P500全体のEPS成長率は+12.6%、6四半期連続2桁増益

セクター全体では、FactSetのまとめで2026年第1四半期のS&P500構成銘柄のEPS成長率見通しは前年同期比+12.6%と、6四半期連続の2桁増益が視野に入る。ただし中古車販売チェーンのカーマックスは決算後に15%急落し、消費者向け業界には逆風も色濃い。四半期利益は予想を上回ったものの、前年同期比では減少していた点が嫌気された。

本日15日はモルガン・スタンレーとBoAが焦点

本日15日にはモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカのほか、地方銀行のPNC、M&Tバンク、物流大手JBハント・トランスポート・サービシーズ、保険のプログレッシブが決算を控える。3月のガソリン価格高騰や住宅ローン金利6%台の継続が消費者向け貸出・カード事業にどう響いたか、手数料ビジネスとの対比で読み解くのが注目点だ。

まとめ:大手行の序盤戦は好調ですが、セクター内の温度差も鮮明です。今週後半の決算で米国経済の「中身」がさらに見えてきそうですね。


出典:
Edward Jones – Stock Market News
CNBC – Stock markets today live updates
Bloomberg – Stock Market Today Live Updates

Photo: Anne Nygård / Unsplash

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