半導体株の急落でS&P500が週間下落──ネットフリックスも10%安

米国株式市場は17日、半導体株の売りが加速し、主要3指数がそろって下落しました。S&P500は週間で1.6%安、ナスダック総合は2.9%安と、この日の下げが週間の損失を決定づけました。決算失望のネットフリックスや中東情勢による原油高も重しとなりました。

主要3指数がそろって下落

17日のニューヨーク株式市場では、S&P500種株価指数が1.01%安の7457.69で取引を終えました。ハイテク株中心のナスダック総合指数は1.4%安の2万5520.24、ダウ工業株30種平均は406.55ドル安(0.77%)の5万2146.42ドルで引けています。週間ではS&P500が1.6%、ナスダックが2.9%下落しました。

市場を襲った「3つの重し」

市場を襲ったのは「3つの重し」でした。半導体株の売り、中東情勢の緊張による原油高、そして決算を嫌気したネットフリックスの急落です。原油価格は中東の紛争激化を背景に2%上昇し、1バレル80ドルを超えました。動画配信大手ネットフリックスは、1株利益こそ0.80ドルと予想をわずかに上回ったものの、売上高が125億6000万ドルと市場予想の126億ドルを下回り、株価は一時10%以上急落しました。

決算シーズンは総じて好調

もっとも、決算シーズン全体は好調です。すでに決算を発表したS&P500構成企業47社のうち95%が1株利益で市場予想を上回りました。第2四半期の予想増益率は24.7%と、前週の22.5%からさらに上振れしています。堅調な企業業績と目先の売りとの綱引きが、当面の相場展開を左右しそうです。

日本への影響

米半導体株の急落は、日本市場にも直接波及します。東京エレクトロンやアドバンテスト、ソフトバンクグループなど半導体関連銘柄は米国のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)との連動性が高く、翌営業日の日経平均を押し下げる要因となりやすいのが実情です。日経平均は史上最高値圏で推移してきただけに、米国発の調整局面には注意が必要です。

原油価格が80ドルを超えて上昇したことも、資源を輸入に頼る日本経済にとって見過ごせません。エネルギーコストの上昇は電力・ガス料金や物流費に転嫁され、企業収益と家計の双方を圧迫します。一方、円安が続けば輸出企業の採算は改善するため、自動車や機械セクターには支えとなる面もあります。日本の個人投資家にとっては、米国の決算動向が総じて堅調である点は安心材料であり、短期的な値動きに振り回されず、企業業績という土台を見据えた投資姿勢が求められます。

まとめ:目先の売りと堅調な企業業績が交錯する相場です。日本の読者も、半導体株の動きと原油価格を落ち着いて見極めたいところです。


出典:
Yahoo Finance – Stock market today, July 17
The Motley Fool – Stocks Slide as Semiconductor Rout Deepens
FactSet – S&P 500 Earnings Season Update

タイトルとURLをコピーしました