ロシアは5月12日、次世代大陸間弾道ミサイル(ICBM)「RS-28サルマト」の発射実験を実施し、成功したと発表した。戦略ロケット軍のセルゲイ・カラカエフ司令官がプーチン大統領に報告し、プーチン氏はこれを「世界最強のミサイル」と称した。
「サタン2」──最大10トンの弾頭を搭載可能
サルマトは西側諸国から「サタン2」の異名で呼ばれる重量級ICBMで、最大10トンの弾頭を搭載可能だ。複数の核弾頭を搭載して異なる標的に同時攻撃できるMIRV(個別誘導複数弾頭)技術を備えている。プーチン氏が2018年に初めて公開して以来、開発は度重なる遅延に見舞われ、2024年末にはサイロ内での爆発事故も報じられていた。
年内にクラスノヤルスク地方に実戦配備
今回の実験成功を受け、ロシアはクラスノヤルスク地方のウジュル基地に最初のサルマト装備連隊を年内に配備する計画を明らかにした。これはロシアの核戦力近代化の柱となるもので、老朽化したソ連時代のICBM「ボエボダ」を置き換える。
ウクライナ紛争が続く中、このタイミングでの実験成功は国際社会に核抑止力を誇示する意図があると専門家は指摘している。
まとめ:ロシアの核ミサイル近代化が進む中、国際的な軍縮への道のりはさらに険しくなっています。
出典:
NPR – Putin hails Russia’s test launch of a new ballistic missile
The Moscow Times – Russia Slates Sarmat ICBM Deployment
Al Jazeera – What’s the Sarmat missile Russia has test-launched?
Photo: XT7 Core / Unsplash


