米AI企業オープンAI(OpenAI)が2026年末までに従業員数を現在の約4,500人から8,000人にほぼ倍増させる計画であることが、英フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道で明らかになった。あわせて、Python開発ツールのスタートアップ「アストラル(Astral)」の買収も発表した。
エンタープライズAI競争が採用を加速
大規模採用はプロダクト開発、エンジニアリング、研究、営業に加え、企業顧客のAI活用を支援する「テクニカル・アンバサダー」と呼ばれる専門職にも及ぶ。背景にはライバルのアンソロピック(Anthropic)が企業向けAI支出の73%を獲得するまでに成長したことがあり、OpenAIは攻勢を強めている。OpenAIの2026年売上高は250億ドル(約3.7兆円)と予測されるが、Anthropicの190億ドルとの差は急速に縮まっている。
Astral買収でCodexを強化
買収されたAstralは、Pythonの高速リンター「Ruff」やパッケージマネージャー「uv」などの人気オープンソースツールを開発してきた企業だ。チームはOpenAIのAIコーディングアシスタント「Codex(コーデックス)」部門に合流する。Codexは年初から利用者が3倍、利用量が5倍に伸び、週間アクティブユーザーは200万人を超えている。
積極的なM&A戦略を展開
OpenAIは1月のヘルスケアAI企業トーチ(Torch)、今月のサイバーセキュリティ企業プロンプトフー(Promptfoo)の買収に続き、積極的なM&A戦略を展開中だ。直近の資金調達では評価額が8,400億ドルに達し、ソフトバンクらが参加した1,100億ドルの大型ラウンドを完了している。
まとめ:AI業界の覇権争いが激化する中、OpenAIの人材・技術獲得戦略はかつてないペースで加速しており、開発者エコシステムへの影響も注目される。
出典:
CNBC – OpenAI to nearly double workforce to 8,000 by end-2026
CNBC – OpenAI to acquire developer tooling startup Astral
OpenAI – OpenAI to acquire Astral


