トランプ米大統領は4月16日、イスラエルとレバノンが10日間の停戦に合意したと発表した。停戦は米東部時間午後5時(日本時間17日午前6時)に発効し、イスラエルによるレバノン南部でのヒズボラ(Hezbollah)掃討作戦が一時中断される。トランプ大統領は両国首脳をホワイトハウスに招き、1983年以来となる本格的な和平交渉を開始すると述べた。
停戦条件──自衛権は保持、ヒズボラの攻撃防止が鍵
停戦条件によると、イスラエルはレバノンの民間・軍事施設への攻撃作戦を停止する一方、「自衛権」は保持するとしている。レバノン政府はヒズボラを含む武装組織によるイスラエルへの攻撃を防止する措置を講じることを約束した。交渉が進展すれば停戦は延長される可能性があり、米国が仲介する形で陸上国境の画定を含む包括的和平協定の締結を目指す。
人道危機の転換点となるか
この停戦合意は、中東全域で続く紛争の転換点となる可能性がある。イスラエルのレバノン侵攻では100万人以上が避難を余儀なくされ、303人以上が死亡するなど深刻な人道危機が発生していた。市場はこの停戦期待を好感し、株式市場の連日の上昇につながっている。
まとめ:10日間の停戦は第一歩に過ぎませんが、43年ぶりのイスラエル・レバノン和平交渉の実現は、中東の安定に向けた大きな前進となり得ます。
出典:
Bloomberg – Israel Lebanon 10-Day Ceasefire
Axios – Lebanon Ceasefire Trump Aoun Israel Netanyahu
US State Dept – Ten Day Cessation of Hostilities
Photo: Cole Keister / Unsplash


