米アマゾンは4月14日、衛星通信事業者グローバルスター(Globalstar)を約115.7億ドル(約1兆8,500億円)で買収することで最終合意したと発表した。アマゾンが進める低軌道衛星インターネット事業「プロジェクト・カイパー(Project Kuiper)」を大幅に強化し、イーロン・マスク氏率いるスペースX「スターリンク(Starlink)」への対抗を本格化させる。
120カ国の周波数帯と24カ所の地上局を獲得
グローバルスターは120カ国以上で認可された周波数帯を保有し、24カ所の地上局ネットワークを運営する衛星通信の老舗企業だ。現在はアップルのiPhoneやApple Watch向けに衛星通信サービス(緊急SOS機能など)を提供している。アマゾンは買収後もアップル向けサービスを継続する方針で、アマゾンとアップルという2大テック企業が衛星分野で手を組む異例の構図が生まれる。
FCC期限対応も視野──7月30日までに衛星50%配備義務
背景にあるのは、FCC(米連邦通信委員会)が設定した2026年7月30日の期限だ。プロジェクト・カイパーは計画衛星の50%を軌道上に配備する義務があり、グローバルスターの既存インフラ取得はこの期限対応も兼ねている。発表を受けてアマゾン株は5%、グローバルスター株は10%上昇した。
まとめ:アマゾンの大型買収は、衛星インターネット市場がスターリンク一強から本格的な競争時代に入ることを意味しています。
出典:
About Amazon – Amazon Globalstar Apple
24/7 Wall St – Amazon Globalstar Satellite War
TipRanks – Amazon Globalstar Deal


