ドイツ、AIデータセンター容量を2030年までに倍増へ

テクノロジー

ドイツ政府は3月18日、国内のデータセンター容量を2030年までに少なくとも2倍に、AI処理能力を4倍に拡大する戦略を発表した。デジタル担当大臣のカルステン・ヴィルトベルガー氏は記者会見で「容量の大幅拡大なしにAIのグローバル競争に勝つことはできない」と危機感を示した。

2,730MWから5,000MWへ

現在ドイツのデータセンター容量は約2,730MW(メガワット)だが、2030年までに4,850〜5,000MWへの拡大を目指す。具体的な施策として、データセンター用地の優先確保、規制承認プロセスの迅速化、そして新設データセンターからの事業税を本社所在地ではなく建設地の自治体に直接配分する税制変更が盛り込まれた。

米中との「AI格差」への焦り

背景にあるのは、米国や中国との「AI格差」への強い焦りだ。米国ではハイパースケールデータセンターが急速に拡大し、中国も国家主導で投資を加速している。欧州全体でもデジタル主権の確保が喫緊の課題となっており、ドイツの動きはその先駆けといえる。

ヴィルトベルガー大臣は「第三国からの投資も歓迎する」としつつも、欧州企業やドイツ企業を中心に据える方針を明らかにした。AIインフラの覇権争いは、半導体に続く次の地政学的な焦点になりそうだ。


まとめ:ドイツのデータセンター倍増計画は、欧州のAI競争力を左右する重要な一手となる。


出典:
Insurance Journal – Germany Seeks Doubling of AI Data Centers by 2030
Seeking Alpha – Germany plans to double AI data center capacity by 2030
ESG News – Germany Moves To Double Data Centres

Photo: Kvistholt Photography / Unsplash

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