アメリカン航空は4月20日、ユナイテッド航空との合併協議について「関心がない」とする声明を発表し、業界を揺るがした巨大合併構想に終止符を打った。トランプ大統領もこの合併に反対の意向を示している。
国内シェア40%の「メガ合併」に反トラスト懸念
ユナイテッドのスコット・カービーCEOが今年初めにトランプ政権に合併の可能性を打診したと報じられていた。しかし両社が統合すれば米国内の航空シェアは約40%に達し、上位4社(両社にデルタ航空、サウスウエスト航空を加えた4社)で国内輸送能力の約80%を占めることになる。
法律専門家「認可の可能性はゼロに近い」
コーネル大学のジョージ・ヘイ教授は「裁判所が認可する可能性はわずかも見えない」と指摘し、司法省の反トラスト審査を通過するのは極めて困難との見方が広がっている。ウォーレン上院議員とリー上院議員も両社CEOに書簡を送り、消費者保護と競争の観点から強い懸念を表明した。
アメリカン航空の株価は合併拒否報道後に4%以上下落しており、市場は独自路線での成長に不安を感じている模様だ。
まとめ:米航空業界の「メガ合併」は不発に終わりましたが、業界再編の議論は今後も続きそうです。
出典:
CNBC – American Airlines falls after company dismisses talk of United megamerger
CNBC – What a United-American merger would mean
Skift – American Airlines Rejects United Merger Talk
Photo: Stroopsniper Lenn / Unsplash


