アマゾン、出品者に3.5%の燃料サーチャージ──原油高が物流コストを直撃

経済・金融

アマゾンは4月17日から、フルフィルメント・バイ・アマゾン(FBA)を利用する出品者に対し3.5%の「燃料・物流サーチャージ」を課すと発表した。イラン紛争による原油高騰が、EC物流にも波及している。

FBA手数料に3.5%上乗せ──平均負担は1個約27円

対象は米国およびカナダのFBA手数料で、5月2日からはバイ・ウィズ・プライムやマルチチャネル・フルフィルメント(MCF)にも適用される。サーチャージは商品の販売価格ではなくフルフィルメント手数料にのみ課され、米国での平均負担額は1個あたり約0.17ドル(約27円)となる見通しだ。

原油は2カ月で倍──物流業界全体にサーチャージの波

背景には、ホルムズ海峡の封鎖で原油価格が1バレル112ドル超まで高騰した事情がある。2月初旬には約60ドルだった原油価格は、わずか2カ月で倍近くに跳ね上がった。UPS、FedEx、米国郵便公社(USPS)も同様の燃料サーチャージを発表しており、USPSは4月26日から荷物に8%の燃料サーチャージを適用する。

アマゾンはサーチャージを「一時的」と説明しているが、具体的な終了日は示していない。2022年にも同様の5%サーチャージを導入した前例があり、出品者からは「原油価格が下がっても撤廃されないのでは」との懸念が上がっている。消費者にとっても、出品者がコスト転嫁に動けば商品価格の上昇につながる可能性がある。

まとめ:原油高騰の影響はガソリン代だけでなく、ネット通販のコスト構造にまで広がっており、消費者の負担増に注意が必要だ。


出典:
CNBC – Amazon to add 3.5% fuel and logistics surcharge for sellers
Supply Chain Dive – Amazon to apply 3.5% fuel and logistics surcharge on fulfillment
EcommerceBytes – Amazon Tacks on 3.5% Fuel Surcharge to FBA Seller Fees

Photo: Jacques Dillies / Unsplash

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