UBS、S&P500の年末目標を7500に引き下げ──原油高と中東リスクが重荷

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UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは7日、S&P500種株価指数の2026年末目標を従来の7700から7500に引き下げた。中東紛争による原油価格の高騰が、米国株の見通しに影を落としている。

「成長とインフレのバランスが悪化」──年央目標も下方修正

UBSのデビッド・レフコウィッツ米国株式部門責任者は、「成長とインフレのバランスがこの6週間で大幅に悪化した」と指摘。年央の目標も7300から7000に下方修正した。S&P500は2月28日のイラン紛争開始以降、約3.9%下落している。

原油114ドル、FRBの利下げ見通しも後退

原油価格は1バレル114ドル付近で推移しており、UBSは基本シナリオとして紛争は数週間以内に収束すると見ているが、インフラ被害により原油生産量が戦前の水準に戻るには時間がかかると警告した。また先月にはFRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ見通しも修正し、従来の6月・9月から9月・12月に後ずれさせている。

ただし、UBSは米国株に対する「魅力的」との評価は維持しており、2026年のS&P500のEPS(1株当たり利益)予想は310ドルで据え置いた。現在の水準(6611ポイント)からは約13.4%の上昇余地があるとの見方だ。AI関連の収益化進展と堅調な企業業績が下支え要因になるとしている。

まとめ:短期的には原油高と地政学リスクが重荷だが、中長期では米国株の成長シナリオは崩れていないとUBSは見ている。


出典:
Invezz – UBS cuts S&P 500 2026 targets amid rising oil prices
FinancialContent – UBS Cuts S&P 500 Price Targets on Energy-Driven Inflation Fears
TheStreet – UBS Resets 2026 S&P 500 target

Photo: Joshua Mayo / Unsplash

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