ナスダックとダウが調整局面入り──S&P500も瀬戸際に

市場

米主要3指数のうちナスダック総合とダウ工業株30種が相次いで調整局面(直近高値から10%以上の下落)に突入。S&P500も9%近い下落で、調整入りが目前に迫っている。

ナスダック・ダウが10%超の下落

3月26日、ナスダック総合は2.3%下落し、昨年10月の最高値から10%超の下落となる「調整局面」に入った。翌日にはダウも約800ポイント安となり調整入りした。ラッセル2000も含め、S&P500を除く主要指数がすべて調整領域に沈んでいる。

原油高騰と金利上昇が二重の圧力

下落の最大の要因はイランとの軍事衝突による原油価格の高騰だ。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油は1バレル95ドル付近、国際指標のブレント原油は109ドルを超える水準にある。紛争開始以来、米原油価格は40%以上上昇した。米10年債利回りも4.48%に達し、ハイテク成長株への圧力を強めている。

投資家心理は「極度の恐怖」

投資家心理は急速に冷え込んでいる。CNN恐怖・強欲指数は「極度の恐怖」を示し、AAII(全米個人投資家協会)の調査では弱気派が50%に達した。VIX(恐怖指数)も30を超え、約1年ぶりの高水準だ。ムーディーズのマーク・ザンディ氏は「中東の紛争が長期化すれば、米経済はリセッション(景気後退)に陥る可能性がある」と警告している。

まとめ:歴史的には調整局面後12カ月でナスダックは平均22%上昇しているが、地政学リスクが続く限り楽観は禁物だ。


出典:
Motley Fool – Dow And Nasdaq Have Fallen Into Correction Territory
Fortune – The big stock market correction
Yahoo Finance – Stock market today

Photo: Tyler Prahm / Unsplash

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