米個人投資家の弱気心理が52%に急騰──逆張りシグナルか

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米国個人投資家協会(AAII)が3月19日に公表した週次センチメント調査で、弱気(ベアリッシュ)回答が52.0%に急騰した。前週の46.4%から5.6ポイント上昇し、歴史的平均の30.5%を大きく上回る異例の悲観ムードだ。

強気派は30%まで後退

強気(ブリッシュ)回答は30.4%に低下し、歴史的平均の38.0%を大きく下回っている。背景には、中東紛争の長期化による原油高、根強いインフレ懸念、そしてFRBの利下げ期待の後退がある。S&P 500は月初から約3.4%下落し、ダウ平均は2022年以来最悪の月間パフォーマンスとなるペースだ。

「みんなが怖がっている時」の意味

一方で、AAIIのセンチメント調査は「逆張り指標」としても知られている。過去のデータでは、弱気回答が40%を超えた局面でS&P 500を購入した場合、その後6〜12カ月で平均以上のリターンを記録する傾向がある。VIX(恐怖指数)も、3月9日に一時35.3まで急騰した後、24.92まで低下しており、パニック売りのピークは過ぎた可能性がある。

もちろん、地政学リスクが続く限り楽観は禁物だ。しかし歴史的に見れば、「みんなが怖がっている時こそチャンスがある」というウォーレン・バフェットの格言が思い出される局面ではないだろうか。


まとめ:弱気心理の急騰は要注意だが、逆張り投資家にとっては注目すべきタイミングかもしれない。


出典:
Seeking Alpha – AAII Sentiment Survey: Pessimism Leaps
Seeking Alpha – Investor sentiment weakens
Bloomberg – Stock Market Today

Photo: Chris Li / Unsplash

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