イーロン・マスク氏がOpenAIとサム・アルトマンCEOを訴えていた裁判で、カリフォルニア州オークランドの連邦陪審団は5月18日、マスク氏の主張をすべて退ける評決を下した。審理はわずか2時間足らずで終了し、イヴォンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ地裁判事が即座にこの評決を採用した。
「時効」で門前払い
マスク氏は2024年、OpenAIが非営利組織として運営するという約束に違反したとしてアルトマン氏らを提訴していた。しかし陪審は、訴えが3年の出訴期限を過ぎていたと認定。「慈善信託違反」の主張が妥当かどうかという本質的な議論には踏み込まなかった。マイクロソフトがアルトマン氏らの義務違反を幇助したという主張も、同じ理由で退けられている。
マスク氏は控訴へ
マスク氏はSNSのXで評決を「カレンダー上のテクニカリティ(技術的問題)」と批判し、第9巡回控訴裁判所に上訴する意向を表明した。一方、OpenAI側は「法の正義が示された」とコメントしている。
まとめ:AI業界を揺るがした訴訟は「時効」という形で決着しましたが、控訴審での展開が今後の焦点となります。
出典:
CNBC – Musk slams Altman trial verdict
NPR – Jury dismisses all claims in Musk’s lawsuit


