米国株式市場は6月5日、半導体セクターの大幅な売りに押されて急落した。ナスダック総合指数は前日比4.18%安の25,709.43で取引を終え、2025年4月以来の最大の下落幅を記録した。S&P500は2.64%安の7,383.74、ダウ工業株30種平均は695ポイント(1.35%)安の50,866.78で引けた。
ブロードコムのAI見通しに失望
売りの発端は、半導体大手ブロードコム(Broadcom)の決算だ。同社は第2四半期のAI半導体売上が前年同期比143%増の108億ドルと過去最高を記録したものの、第3四半期のAI半導体売上見通しを160億ドルとし、アナリスト予想の172億ドルを下回った。ブロードコム株は一時14%下落し、時価総額3,000億ドル以上が吹き飛んだ。
この影響は半導体セクター全体に波及した。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は一時6.3%下落し、AMD(3%安)、クアルコム(2%安)、インテル(約1%安)など主要銘柄が軒並み値を下げた。HSBCのアナリストはチップ価格の下落やAI支出の減速を警戒材料として指摘している。
さらに、同日発表された5月の雇用統計が予想の2倍となる17.2万人増を記録したことで米国債利回りが急騰し、利上げ観測が再燃。テック株にとって二重の逆風となった。S&P500にとっては直近10週間で初の週間下落となった。
まとめ:AI半導体ブームの持続性に疑問符がつく中、投資家は今後の企業決算で成長ストーリーの裏付けを求めることになりそうです。
出典:
CNBC – Nasdaq falls 4% and suffers worst day since April 2025
Yahoo Finance – Chip Selloff Hits SOX After Broadcom’s Drop


