AI開発企業Anthropic(アンソロピック)が、少なくとも300億ドル(約4.5兆円)の新規資金調達に向けた初期交渉に入っていることが5月12日、ブルームバーグの報道で明らかになった。調達後の企業価値は9,000億ドル(約135兆円)を超える見通しで、実現すればOpenAIの評価額8,520億ドルを上回ることになる。
3カ月で評価額が2倍以上に
同社は今年2月に380億ドルの評価額で資金調達を完了したばかりだ。わずか3カ月で評価額が2倍以上に跳ね上がる計算で、AI企業への投資熱がいかに加速しているかを物語っている。ラウンドは早ければ今月末にも完了する可能性があるが、まだ正式な条件書(タームシート)は締結されていないという。
製品展開を積極化
Anthropicは対話型AI「Claude(クロード)」の開発元として知られ、最新モデル「Claude Opus 4.7」のリリースやサイバーセキュリティ特化型の「Claude Mythos Preview」の発表など、製品展開を積極化している。企業向けAI市場でのシェア拡大が評価額の急上昇につながったとみられる。
AI覇権争いの新局面
今回の調達が実現すれば、AI業界の「評価額競争」は新たな段階に入る。OpenAIが今年4月に1,220億ドルの調達で評価額8,520億ドルに達したのに対し、Anthropicがそれを上回る評価額を獲得する可能性がある。両社の競争は技術面だけでなく、資金力の面でも激化している。
まとめ:AI業界の「評価額競争」が新たな段階に入り、AnthropicとOpenAIの覇権争いが資金調達の規模でも激化しています。
出典:
Bloomberg – Anthropic In Talks to Raise $30 Billion at $900 Billion Valuation
CNBC – Anthropic weighs raising funds at $900B valuation
Photo: Growtika / Unsplash

