ハンガリー新首相、財政赤字6.8%に警鐘──オルバン政権の「置き土産」

国際ニュース

ハンガリーの次期首相ペーテル・マジャル氏は5月5日、オルバン前政権が退任直前に行った大規模な歳出により、2026年の財政赤字がGDP(国内総生産)比6.8%に膨らむ見通しだと警告した。当初の公式目標は3.9%であり、大幅な悪化となる。

圧勝の陰に深刻な財政問題

マジャル氏率いるティサ党は4月12日の総選挙で199議席中141議席を獲得する圧勝を果たし、16年続いたオルバン政権に終止符を打った。しかし、政権移行が進む中で深刻な財政問題が浮上している。マジャル氏はオルバン氏に近い富裕層が資産を海外に移転していると指摘し、当局に「逃亡するオリガルヒ」の拘束を求めた。

EU関係修復が最優先課題

新政権はEU(欧州連合)との関係修復を最優先課題に掲げている。オルバン政権下で凍結されていたEU補助金の解放や、ロシアとの距離の見直しが焦点となる。ポーランド、フランス、ドイツの首脳やフォンデアライエン欧州委員長がマジャル氏の当選を祝福し、EU内ではハンガリーの「正常化」への期待が高まっている。

まとめ:16年ぶりの政権交代は歓迎されていますが、膨らんだ財政赤字の立て直しが新政権の最初の試練となります。


出典:
Bloomberg – Magyar Warns Late Orban Spree Endangers Hungary’s Budget
CNBC – Europe cheers Orban defeat

Photo: David L. Espina Rincon / Unsplash

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