S&P500種株価指数が4月に約10%上昇し、2020年以来最強の月間パフォーマンスを記録した。5月1日の終値は7,230.12ポイントと史上最高値を更新し、ナスダック総合指数も25,114.44ポイントで過去最高を記録した。
4月の急騰を支えた要因
4月の急騰を支えたのは、中東情勢の緩和期待と好調な企業決算だ。アップルの好決算が市場を押し上げ、ダウ平均も11月以来最強の月間上昇率を記録した。米商務省が発表した第1四半期GDP(国内総生産)成長率は年率2.0%と、2025年第4四半期の0.5%から大幅に回復したものの、市場予想の2.2%にはわずかに届かなかった。
「Sell in May」は有効か
しかし「Sell in May and go away(5月に売って去れ)」という格言が投資家の頭をよぎる時期でもある。ドイツ銀行の分析では、欧州Stoxx 600において過去39年間のうち25年で、この戦略は単純な長期保有に劣っており「統計的な優位性はない」と指摘している。
一方でFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は「インフレは依然として高水準にある」と述べ、利下げに慎重な姿勢を崩していない。先物市場では2026年中の利下げ確率は低いままで、金融政策面からの追い風は期待しにくい状況だ。
まとめ:史上最高値を更新した米国株市場ですが、「5月に売れ」の格言に惑わされず、企業業績と金融政策の動向を冷静に見極めることが重要です。
出典:
CNBC – S&P 500 posts first close above 7,200 and best month since 2020
CNBC – Global week ahead: Is ‘Sell in May’ just a myth?
CNBC – Forget ‘Sell in May’
Photo: Oliver Potter / Unsplash


