メタ、CoreWeaveと210億ドルの大型AI契約──クラウド覇権争い激化

テクノロジー

メタ・プラットフォームズ(META)は4月9日、AIクラウド企業コアウィーブ(CoreWeave)との提携を拡大し、新たに210億ドル(約3.4兆円)規模の契約を締結したと発表した。契約期間は2027年から2032年までで、既存の142億ドルの契約と合わせると総額は350億ドルに達する。

次世代AI基盤「Vera Rubin」を早期導入──推論に重点

今回の契約では、エヌビディアの次世代AIスーパーコンピューティング基盤「Vera Rubin(ヴェラ・ルービン)」プラットフォームの早期導入が含まれる。注目すべきは、AIモデルの「学習」だけでなく「推論」(実際の運用処理)に重点が置かれている点だ。これは業界全体がAIを継続的に稼働させる段階に移行していることを示している。

メタの設備投資は2025年の約2倍に拡大

メタは2026年の設備投資額を1,150億〜1,350億ドルと見込んでおり、2025年の約2倍に相当する。マーク・ザッカーバーグCEOはAIをメタの中核戦略と位置づけ、自社データセンターの建設に加え、コアウィーブのような外部パートナーとの連携も積極的に進めている。

コアウィーブにとっても今回の契約は大きい。2024年の売上の62%をマイクロソフトに依存していたが、メタとの取引拡大により、最大顧客への依存度が35%以下に低下する見込みだ。発表を受け、コアウィーブ株は5.5%高、メタ株は約3%高で推移した。

まとめ:AI覇権を巡るビッグテックの投資合戦が加速する中、メタとコアウィーブの大型提携はAIインフラ市場の急拡大を象徴している。


出典:
CNBC – Meta commits to spending additional $21 billion with CoreWeave
Bloomberg – CoreWeave Expands Meta Deal for AI Computing to $21 Billion
CoreWeave – Official Announcement

Photo: Igor Omilaev / Unsplash

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