米エネルギー情報局(EIA)は4月7日に発表した短期エネルギー見通し(STEO)で、米国のガソリン小売価格が4月に月間平均で1ガロン=4.30ドル近くまで上昇するとの予測を示した。ディーゼル価格は5.80ドル超に達する見通しだ。
ホルムズ海峡封鎖で産油国の生産停止が拡大
背景にあるのは、2月28日の中東軍事行動以降のホルムズ海峡の事実上の封鎖だ。EIAの推計では、イラク・サウジアラビア・クウェート・UAE・カタール・バーレーンの6カ国が3月に合計日量750万バレルの原油生産を停止し、4月にはこれが910万バレルに拡大する見込みだ。ブレント原油は3月に平均103ドル/バレルとなり、年初の61ドルから大幅に上昇した。
2027年には原油76ドルまで低下の予測も不確実性は高い
EIAは2026年通年のガソリン平均価格を3.70ドル超、ブレント原油は第2四半期に115ドル/バレルでピークを迎えた後、第4四半期に90ドルを下回り、2027年には平均76ドルまで低下すると予測している。ただし、この見通しは紛争が4月以降に長期化しないことを前提としており、不確実性は極めて高い。
まとめ:停戦合意で一時的に原油は急落したが、EIAの予測が示すように、エネルギー価格は当面高止まりする可能性が高く、家計への影響に備える必要がある。
出典:
EIA – Short-Term Energy Outlook (April 2026)
EIA – Crude oil and petroleum product prices increased sharply in Q1 2026
Photo: crystal / Unsplash


