S&P500が5週連続安を脱出──停戦期待で11月以来最大の週間上昇

市場

米株式市場は聖金曜日の休場を前に、S&P500が週間で3.4%上昇し、5週連続の下落にようやく終止符を打った。ナスダック総合は4.4%高、ダウ工業株30種も約3%上昇と、いずれも11月以来の最大の週間上昇率を記録した。

停戦観測が買い材料に

反発のきっかけは3月31日のトランプ大統領の発言だ。米国とイランの交渉が「良好で生産的」に進んでおり、停戦合意が「まもなく」実現する可能性があると語ったことで、市場にリスクオンの流れが広がった。中東紛争の長期化を織り込んでいた投資家にとって、停戦観測は強力な買い材料となった。

楽観は長続きせず

しかし、楽観ムードは長くは続かなかった。トランプ大統領がその後の演説でイランへの攻撃継続を表明したことで原油価格は再び上昇し、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)原油は1バレル111.54ドルで週を終えた。2月末の開戦前は72ドル台だったことを考えると、50%超の急騰だ。

CMEのFedWatchツールによれば、トレーダーは2026年中の利下げ確率をほぼゼロと見ており、金融引き締め環境の長期化が意識されている。

まとめ:停戦期待が株価を押し上げたが、原油高と金融引き締め懸念は払拭されておらず、来週以降も中東情勢が相場を左右する展開が続きそうだ。


出典:
CNBC – S&P 500 snaps its 5-week losing streak
Benzinga – Wall Street Weekly Wrap

Photo: Zachary Dinkins / Unsplash

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