3月27日の米株式市場でダウ工業株30種平均が793ポイント(1.73%)下落し、45,166ドルで取引を終えた。2月10日の最高値から10%超の下落となり、正式に「調整局面」入りが確認された。S&P500は1.67%安の6,368、ナスダック総合は2.15%安の20,948と、主要3指数すべてが5週連続の下落を記録した。
原油高と中東リスクが市場を圧迫
今回の下落の主因は中東情勢の長期化懸念だ。WTI原油は5.46%上昇し1バレル99.64ドル、ブレント原油は4.22%高の112.57ドルで取引を終えた。ホルムズ海峡の通行停止が長引くほど、エネルギー価格の上昇を通じてインフレと景気減速が同時進行する「スタグフレーション」リスクが高まる。
国債利回り上昇、インフレ見通し引き上げ
米10年国債利回りは4.41%と、2025年7月28日以来の高水準をつけた。OECD(経済協力開発機構)は2026年の米インフレ率見通しを従来の2.8%から4.2%へ大幅に引き上げている。テクノロジー株も売られ、エヌビディアが2.2%安、マイクロソフトが2.5%安、メタは4%安と大型株に売りが集中した。
市場心理は「極度の恐怖」
CNNの恐怖・強欲指数は「極度の恐怖」を示し、11月以来の低水準に沈んだ。ウォール街のストラテジストからは「底値はまだ先」との声も上がっており、来週以降も波乱含みの展開が予想される。
まとめ:原油高と地政学リスクが市場を圧迫しており、投資家は引き続き慎重な姿勢を求められそうだ。
出典:
CNN – Dow closes in correction, S&P logs longest weekly losing streak in four years
CBS News – Dow Jones enters correction territory after five weeks of losses
Photo: Tyler Prahm / Unsplash


