仏大手酒類メーカーのペルノ・リカール(Pernod Ricard)が、米ウイスキーブランド「ジャック ダニエル」を擁するブラウン・フォーマン(Brown-Forman)の買収を検討していることが3月26日に明らかになった。実現すれば世界第2位のスピリッツメーカーと米国最大のウイスキー企業が統合する大型M&Aとなる。
初期段階の協議を確認
ブルームバーグによると、両社はすでに初期段階の協議を行っている。ペルノ・リカールの時価総額は約185億ドル(約160億ユーロ)、ブラウン・フォーマンは約108億ドルで、アイリッシュウイスキーやテキーラなど幅広いポートフォリオを持つペルノ・リカールにとって、アメリカンウイスキー分野の弱点を補完する戦略的な動きと見られている。
ブラウン家の判断がカギ
ブラウン・フォーマンの株価は報道を受けて一時21%急騰した一方、ペルノ・リカール株は7%下落した。ブラウン家が議決権の過半数を握っており、過去には買収提案を拒否してきた経緯がある。しかし、スピリッツ業界全体が消費低迷と回復時期の不透明さに直面する中、今回は買収に前向きな姿勢を示す可能性があると報じられている。
まとめ:業界再編の波がスピリッツ市場にも押し寄せており、消費低迷を乗り越えるための大型統合が現実味を帯びてきた。
出典:
Bloomberg – Pernod Ricard Weighs Deal for Jack Daniel’s Maker Brown-Forman
Investing.com – Pernod Ricard has held merger talks with Jack Daniel’s maker
Global Drinks Intel – Speculation links Brown-Forman, Pernod Ricard
Photo: Augustin Mazaud / Unsplash


