3月25日の米株式市場は3日続伸で引けた。ダウ工業株30種平均は前日比305.43ドル(0.66%)高の46,429.49ドル、S&P500種株価指数は0.54%高の6,591.90、ナスダック総合指数は0.77%高の21,929.83で取引を終えた。原油価格の反落と米イラン停戦交渉の進展期待が買いを後押しした。
半導体セクターが上昇を牽引
この日の上昇を牽引したのは半導体セクターだった。アーム・ホールディングスが自社製AIチップの発表で約13%急騰したほか、インテルも地政学リスクの後退を受けて約7%上昇した。北海ブレント原油先物は1バレル=102ドル近辺に下落し、前週の112ドルから大幅に値下がりした。
停戦交渉が市場心理を改善
市場心理の改善には、米国がパキスタンを通じてイランに15項目の和平提案を送付したとの報道が大きく寄与した。イラン側は提案を「最大主義的で不合理」と評しつつも、正式な交渉の扉は閉ざしていない。投資家の間では「対話が始まったこと自体がポジティブ」との見方が広がっている。
景気後退リスクは依然高水準
一方で、楽観一辺倒ではない。ムーディーズ・アナリティクスは今後12カ月の景気後退確率を48.6%に引き上げ、ゴールドマン・サックスも30%と見積もっている。金(ゴールド)は1オンス=4,547ドルと高止まりしており、安全資産への需要は依然として強い。
まとめ:停戦期待で市場はひとまず反発しているが、景気後退リスクと原油高の二重圧力は解消されておらず、慎重な姿勢が求められる。
出典:
CNBC – Stock market news for March 25, 2026
Bloomberg – Stock Market Today: Dow, S&P Live Updates
Yahoo Finance – World Indices
Photo: David Vives / Unsplash


