日本の大手金融グループ、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が米投資銀行ジェフリーズ・フィナンシャル・グループ(Jefferies Financial Group)の買収を検討していると英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。報道を受け、ジェフリーズの株価は一時10%急騰した。
SMFGが買収準備チームを編成
FTによると、SMFGは傘下の三井住友銀行を通じてジェフリーズの約20%の経済的持分を保有しており、株価が好機を示した場合に動けるよう少人数のチームを編成した。両社は2021年にSMFGが4.9%の株式を取得して以来、戦略的関係を築いてきた。ジェフリーズの時価総額は約82億ドル(約1.2兆円)で、年初来36%下落している。
報道は錯綜、ジェフリーズは売却否定
ただし、複数の関係者がブルームバーグに対し「SMFGに即座の買収計画はない」と述べ、ジェフリーズ側も「売却の意思はない」とCNBCに伝えた。ジェフリーズは英マーケット・ファイナンシャル・ソリューションズの破綻や米自動車部品会社ファースト・ブランズの不正疑惑への融資で信用が揺らいでおり、株安が買収観測を呼んだ形だ。
実現なら数十年ぶりの大型クロスボーダー合併
実現すれば、数十年ぶりの大型クロスボーダー金融合併となるが、米国での外国資本による金融機関所有に対する規制上のハードルは高い。邦銀の海外戦略が新たな段階に入る可能性を市場は注視している。
まとめ:報道は錯綜しているが、邦銀による米投資銀行の買収が現実味を帯びつつあり、日本の金融業界にとって大きな転換点となり得る。
出典:
Bloomberg – SMFG Said to Have No Immediate Plan to Take Over Jefferies
WKZO – Japan’s SMFG plans for possible takeover of Jefferies
Yahoo Finance – Jefferies gains on reports of potential Sumitomo Mitsui takeover
Photo: Marija Zaric / Unsplash


