イーロン・マスク氏が2022年のツイッター(現X)買収に際し、投資家を誤導したとする評決が3月20日、カリフォルニア州の陪審によって下された。約3週間の裁判と4日間の評議を経て、9人の陪審員が全員一致で有責と判断した。
2件のツイートが「虚偽または誤解を招く内容」
陪審団は、マスク氏が2022年5月13日と17日に投稿したツイートが「重大な虚偽または誤解を招く内容」だったと認定。ただし、ポッドキャストでの発言は「意見」に該当するとして責任を否定した。また、投資家を欺く組織的な「スキーム(計画的詐欺)」があったとの主張は退けられた。
賠償額は最大25億ドル、マスク氏は控訴の方針
原告側弁護団によれば、賠償額は最大で約25億ドル(約3,750億円)に達する見通しだ。最終的な金額は、集団訴訟に参加する株主の人数によって変動する。マスク氏側の弁護団は控訴する方針を明らかにしている。
この評決は、テキサス州やデラウェア州での別の訴訟でマスク氏が勝訴した直後のものであり、法的リスクが依然として解消されていないことを浮き彫りにした。
まとめ:世界一の富豪に対する25億ドル規模の賠償評決は、SNS時代における企業買収と情報開示のあり方に一石を投じるものとなった。
出典:
CNBC – Elon Musk misled Twitter investors ahead of $44 billion acquisition
NPR – Jury finds Elon Musk misled investors during Twitter purchase
KQED – Elon Musk to Owe Billions
Photo: Tingey Injury Law Firm / Unsplash


