半導体大手マイクロン・テクノロジー(MU)は3月18日、2026年度第2四半期(12月~2月)の決算を発表し、売上高が238.6億ドルと市場予想の200.7億ドルを大幅に上回った。調整後の1株当たり利益(EPS)も12.20ドルと、予想の9.31ドルを約30%上回る好決算だった。
HBMスーパーサイクルが収益を押し上げ
好決算の最大の原動力は、HBM(高帯域幅メモリー)と呼ばれるAI向け半導体の爆発的な需要だ。エヌビディアのGPU(画像処理装置)に搭載されるHBMは、生成AI(ジェネラティブAI)の学習と推論に不可欠な部品であり、マイクロンの2026年分のHBM生産能力はすべてキャンセル不可の契約で売り切れている。
記録的なガイダンスと增配
サンジャイ・メロトラCEOは「メモリーのスーパーサイクルは本格化している」と述べ、第3四半期のガイダンスとして売上高335億ドルを提示した。粗利益率は約68%と半導体業界でもトップクラスの水準に達している。取締役会は30%の增配も決定し、株主還元への自信を示した。
株価の反応は限定的
ただし、時間外取引では「好材料出尽くし」の売りも見られ、株価の反応は限定的だった。過去1年で株価が350%以上上昇しているだけに、今後は期待と実績のバランスが試される局面となりそうだ。
まとめ:AIが生み出す「メモリー・スーパーサイクル」はマイクロンに記録的な利益をもたらしているが、割高感への警戒も必要だ。
出典:
CNBC – Micron (MU) Q2 earnings report 2026
Seeking Alpha – Micron Enters A Profit Supercycle
24/7 Wall St – Will Micron Blowout Earnings Again
Photo: Ludovico Ceroseis / Unsplash



コメント