米軍がドイツから5,000人撤収へ──NATO同盟に動揺広がる

国際ニュース

米国防総省は5月2日、ドイツに駐留する米軍から約5,000人を今後6〜12カ月で撤収させると発表した。トランプ大統領は翌日「5,000人よりもっと大幅に削減する」と述べ、NATO(北大西洋条約機構)同盟国に動揺が広がっている。

独米関係の悪化が引き金

今回の撤収は、ドイツのメルツ首相がイラン紛争をめぐり米国の戦略を「屈辱的だ」と批判したことへの報復とみられている。国防総省のショーン・パーネル報道官は「欧州における兵力態勢の徹底的な見直しに基づく決定」と説明したが、タイミングから政治的意図は明白だとの指摘が多い。

欧州安全保障の転換点

撤収後もドイツには3万人以上の米軍が残るものの、2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻後に進められた増強が逆行する形となる。NATOのアリソン・ハート報道官は「欧州加盟国が自国防衛により多くの投資を行う必要性が浮き彫りになった」とコメントした。

NPRの報道によれば、スペインやイタリアからの撤収も次の対象として検討されている可能性がある。欧州の安全保障体制が大きな転換点を迎えている。

まとめ:米軍のドイツ撤収は、欧州が「米国に頼れない時代」への備えを急ぐ契機となりそうです。


出典:
NPR – U.S. to withdraw 5,000 troops from Germany
CNBC – Trump says the U.S. will reduce troops in Germany ‘a lot further’
NPR – Germany says U.S. troop withdrawal ‘anticipated’

Photo: Vlad Tchompalov / Unsplash

タイトルとURLをコピーしました