米国土安全保障省(DHS)の予算失効から42日が経過した3月28日、トランプ大統領はTSA(運輸保安庁)職員への給与を「直ちに支払う」よう命じる大統領令に署名した。TSA職員は2026会計年度に入ってから計87日間も無給で勤務しており、未払い給与は10億ドル近くに達していた。
空港混乱が深刻化
DHSの閉鎖は深刻な空港混乱を招いている。全米で約460人のTSA職員が離職し、空港検問所の欠勤率は通常の4%から11%に上昇。ヒューストン・ホビー空港では欠勤率が55%に達した日もあり、一部の空港ではチェックインの4時間前到着が推奨されるほどだ。マリン国土安全保障長官によると、TSA職員は「早ければ3月30日(月曜日)に給与を受け取れる」見込みだ。
議会の対立は解消せず
一方、議会ではDHS予算をめぐる対立が続く。上院はICE(移民関税執行局)を除くDHSの大部分に資金を充てる法案を可決したが、下院共和党はこれを拒否し、ICEを含む全DHSを5月22日まで暫定的に資金供給する独自法案を213対203で可決した。上院は2週間の休会に入っており、閉鎖の完全解決はさらに先送りされる見通しだ。
まとめ:春の旅行シーズン真っ只中での空港混乱が長期化しないか、引き続き注視が必要だ。
出典:
CNBC – Trump signs order to pay TSA employees
TIME – TSA agents could get paid as soon as Monday
CBS News – DHS shutdown day 42


