イランは3月25日、米国がパキスタンを通じて送付した15項目の停戦提案について「最大主義的で不合理」と評し、事実上拒否した。ただし対話の扉は完全には閉ざしておらず、独自の5条件を提示して交渉の余地を残している。
米国提案の柱は制裁緩和と核監視強化
米国の提案は、制裁緩和、民生用原子力協力、核・ミサイル計画の制限強化、IAEA(国際原子力機関)による監視拡大、そしてホルムズ海峡の航行保証を柱としている。AP通信によると、トランプ政権は1カ月間の停戦期間中に詳細を詰める構想だった。パキスタンのムニール陸軍参謀長がイラン革命防衛隊との太いパイプを活用し、仲介役を務めている。
イランは5条件を提示
これに対しイランは5つの条件を突きつけた。米国とイスラエルによる攻撃・暗殺の即時停止、戦争再開防止メカニズムの構築、戦争賠償金の支払い、レバノンのヒズボラとイラク民兵組織への攻撃停止、そしてホルムズ海峡に対するイランの主権の国際的承認だ。
国際社会の仲介圧力が高まる
市場は外交的進展そのものをポジティブに受け止めているが、双方の要求には大きな隔たりがある。エジプトとトルコもイランに「建設的関与」を促しており、国際的な仲介圧力は高まっている。パキスタンのシャリフ首相は「包括的解決のための対話の場を提供する用意がある」と声明した。
まとめ:提案拒否にもかかわらず外交チャンネルは維持されており、今後の交渉の行方が原油市場と世界経済の命運を握る。
出典:
Al Jazeera – Iran calls US proposal to end war ‘maximalist, unreasonable’
TIME – What to Know About Trump’s 15-Point Peace Plan
France 24 – US proposes 15-point plan


