トランプ大統領は3月18日、米国の港間輸送を米国籍船に限定する「ジョーンズ法」(1920年制定の海運法)を60日間停止する大統領令に署名した。イラン戦争によるホルムズ海峡の事実上の封鎖で原油価格が高騰する中、外国籍船による石油・天然ガス・石炭・肥料の国内輸送を一時的に認める内容だ。
100年の規制を停止
ホワイトハウスは「重要資源が米国の港に自由に流れる」と説明している。しかしエネルギー専門家は、ホルムズ海峡封鎖による供給ショックの規模に比べれば効果は限定的だと指摘する。
造船業界からの反発
批判派からは「国家安全保障を損ない、軍事即応態勢を弱体化させ、重要な海運業務を外国の船舶運航業者に委ねることになる」との反発も出ている。米国造船業界の保護を目的とした100年以上の歴史を持つ法律の停止は、エネルギー危機の深刻さを物語っている。
まとめ:100年続く海運規制の停止は異例中の異例──原油高との戦いは政策の聖域にまで踏み込んだ。
出典:
CNBC – Trump waives Jones Act shipping rules for 60 days
NPR – Trump temporarily waives the Jones Act
Al Jazeera – Trump temporarily waives century-old shipping law
Photo: Abdullah AL IMRAN / Unsplash



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