米国株が反発、半導体株3%高──利上げ後の売りに買い戻し

市場

米国株式市場は9月17日、前日の急落から反発しました。ハイテク株を中心に買い戻しが入り、S&P500種株価指数は約1%上昇。半導体関連銘柄の指標は3%上げました。米連邦準備制度(中央銀行)が3年ぶりの利上げに踏み切った直後の動揺が、ひとまず和らいだ格好です。

半導体株がけん引

17日のニューヨーク市場では、S&P500種株価指数が7,596ポイント前後まで上昇し、前日比で約0.59%高となりました。半導体メーカーの動向を示す指標は3%上昇し、相場全体をけん引しました。

3年ぶり利上げ後の動揺が一服

前日の16日は、中央銀行が政策金利を0.25%引き上げ、3.75〜4.0%としたことを受けて主要指数が下落していました。3年ぶりの利上げとなり、インフレの根強さを警戒する姿勢が示されたため、投資家の不安が一時的に高まっていました。

17日は、米国債10年物の利回りが2007年以来の高水準から低下し、8日連続の上昇に歯止めがかかりました。金利上昇の一服が株式の買い戻しを後押しした形です。市場では、今後の物価指標や中央銀行の追加利上げの有無を見極めようとする動きが続いています。相場の底は固まったのか、それとも一時的な反発にすぎないのか。当面は神経質な展開が続くのではないでしょうか。

日本への影響

米国株の値動きは、日本の投資家にとっても目が離せません。米国の主要指数が反発すれば、翌日の東京市場では日経平均株価やTOPIXが連れ高となる場面が多く、特に東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株はフィラデルフィア半導体指数の動きに敏感に反応します。米長期金利が高止まりする局面では、成長期待で買われてきたグロース株に売りが出やすく、新NISA(少額投資非課税制度)を通じて米国株や全世界株のインデックスファンドを積み立てている個人にとっては、基準価額が日々大きく揺れる展開が想定されます。加えて、米金利の先高観はドル高・円安を招きやすく、外貨建て資産の円換算額を押し上げる一方、輸入コスト高を通じて家計の負担につながる面もあります。相場が上下に振れやすい局面だからこそ、短期の値動きに一喜一憂せず、積み立てを淡々と続ける姿勢が求められます。

まとめ:株価の乱高下は不安をあおりますが、慌てて動くほど失敗しやすいものです。長期の視点を忘れずにいきたいですね。


出典:
Bloomberg – Stock Market Today: Dow, S&P Live Updates
Trading Economics – United States Stock Market Index
CNBC – Stock market today: Live updates

Photo: Tom Audagna / Unsplash

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