米株、エヌビディア決算待ちで小動き–AI相場の試金石、本日夜発表

市場

米国株式市場が、半導体大手エヌビディア(NVIDIA)の四半期決算を前に、様子見ムードを強めています。決算は日本時間の27日朝(米東部時間26日の取引終了後)に発表される予定で、世界のAI(人工知能)投資の勢いを映す「バロメーター」として、市場全体の方向性を左右しかねない注目イベントとなっています。

3指数そろって上昇、決算前に半導体株買い

25日のニューヨーク株式市場では、決算を控えた半導体株の買いが相場を支え、主要3指数がそろって上昇しました。ダウ工業株30種平均は前日比73.14ドル高の5万3490.30ドル、S&P500種株価指数は0.36%高の7680.04、ハイテク株中心のナスダック総合指数は0.50%高の2万6109.33で取引を終えました。エヌビディア株は2.2%上昇し、7営業日続いた下落にようやく歯止めをかけました。

焦点は売上高と今後の見通し

市場の関心は、エヌビディアが示す売上高と今後の見通しに集中しています。市場予想では、四半期の売上高はおよそ920億7000万ドル(コンセンサス)に達する見込みで、1株利益は前年同期の1.05ドルから2.09ドルへの大幅増益が見込まれています。同社が5月に示した売上高見通しは910億ドル(上下2%)で、前年同期比でおよそ95%増という高い成長率を示唆していました。

AI向け半導体の需要がなお力強いことを裏付ける決算となれば、幅広いハイテク株を押し上げる展開が期待されます。一方で、期待値が極めて高いだけに、少しでも見通しに慎重さがにじめば失望売りを招くリスクもあります。近ごろは半導体株の乱高下が目立っており、AI投資の持続性そのものに市場の視線が向かい始めている点にも留意が必要です。

日本への影響

エヌビディアの決算は、日本の半導体関連株にとっても最大級の材料となります。同社にAI向けの製造装置や部材を供給する東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENホールディングスといった銘柄は、決算内容と見通し次第で日経平均株価を大きく動かす原動力になり得ます。エヌビディアの生産を担う台湾積体電路製造(TSMC)の動向とあわせて、日本のサプライチェーン全体に影響が広がります。

決算が市場の期待を上回れば、翌日の東京市場でハイテク株が買われ、日経平均の押し上げ要因となる可能性があります。逆に見通しに失望が広がれば、AI相場の過熱を警戒する売りが日本株にも波及しかねません。日本の投資家としては、決算発表直後の株価の初動だけで判断せず、売上構成や次の四半期の受注見通しといった中身を冷静に確認したうえで、値動きの荒さに備えてリスク管理を徹底することが求められます。

まとめ:一社の決算が世界の相場を揺らす時代になりました。数字そのものより「今後の見通し」に市場がどう反応するかを、落ち着いて見守りたいですね。


出典:
CNBC – Stock market news for Aug. 25, 2026
Kiplinger – Nvidia Earnings Live Updates
Motley Fool – Will Nvidia Stock Soar After Aug. 26?

Photo: Jakub Żerdzicki / Unsplash

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