米労働省が本日6月10日午前8時半(東部時間)に発表する5月の消費者物価指数(CPI)は、前年比4.2%上昇と予想されている。4月の3.8%から大幅に加速し、2023年4月以来約3年ぶりの高水準となる見通しだ。
エネルギー価格が主因
今回のインフレ加速の主因はエネルギー価格の高騰だ。イラン紛争の長期化によるホルムズ海峡の通航制限で原油価格が高止まりしており、ガソリンや電気料金が家計を圧迫している。コアCPI(食品・エネルギー除く)も前年比2.9%と、4月の2.8%からわずかに上昇する見込みだ。前月比では0.46%の上昇が予想されており、エネルギー価格の急騰が全体を押し上げる構図だ。
ウォーシュ新議長の試金石
ウォーシュ新FRB議長にとって就任後初の重要なCPI発表となる。市場ではCPIが予想を上回れば利上げ観測が一段と強まり、米10年国債利回りが5%を超える可能性も指摘されている。
日本への影響
日本にとって最大のリスクは円安の加速だ。米インフレが高止まりすれば日米金利差が拡大し、円相場は再び160円台に向かう可能性がある。輸入物価の上昇を通じて日本国内の食品・エネルギー価格にも波及するため、家計への負担増は避けられない。日経平均は米市場の反応次第で乱高下する展開が予想される。
まとめ:本日のCPI発表は今後の金融政策と市場の方向性を左右する重要なイベントです。
出典:
Kiplinger – What to Expect From the May CPI Report
FactSet – Consumer Price Index for May 2026
CBS News – Inflation in May likely topped 4%
Photo: David Trinks / Unsplash


